アンチ中国製品の男、中華スマホを語る

ハイエンド中華スマホとメジャーメーカーのスマホを比較する

2018年04月06日 19時01分

中華スマホのハイエンドモデルと、GalaxyやiPhoneを比較してみる。
こういう比較も、今となっては無謀な挑戦ではありません。
中国や新興国の市場を中心に席巻するハイスペック・ローコスト中華スマホ。
メジャーメーカーの中心機種と比較すれば、そのポテンシャルをよりはっきりと知ることができます。
 
iPhone (アップル)
ご存知、アップルiPhone 8。日本では圧倒的人気を誇るシリーズですが、やはり値段は高めです。
シリーズとしては既に10年を迎え、創造性が魅力のメーカーではありますが、技術やノウハウの蓄積もあり、非常に信頼できるスマートフォンです。
 
iPhone 8
2017年9月発売
ディスプレイ: 4.7インチ(有機EL)
メモリ: 2GB
対応ネットワーク: GSM, HSPA, LTE
サイズ: 138.4 x 67.3 x 7.3 mm
重量: 148 g
ボディー: ガラス+アルミ
OS: iOS 11
チップセット: Apple A11 Bionic
CPU: ヘキサコア
カメラ: メイン12MP(f/1.8 28mm) クアッドLEDフラッシュ、フロント7MP
急速充電(30分で50%)、ワイヤレス充電、Siri、顔識別などなど
プライス:HKD 6199(約84,000円)
 
iPhone X
2017年9月発売
ディスプレイ: 5.8インチ(有機EL)
メモリ: 3GB
対応ネットワーク: GSM, HSPA, LTE
サイズ: 143.6 x 70.9 x 7.7 mm
重量: 174 g
ボディー: ガラス+ステンレス
OS: iOS 11
チップセット: Apple A11 Bionic
CPU: ヘキサコア2.39GHz
カメラ: メイン デュアル12MP(f/1.8 28mm)+12MP(f/2.4 52mm) クアッドLEDフラッシュ、
フロント7MP(f/2.2 32mm)
急速充電(30分で50%)、ワイヤレス充電、Siri、顔識別などなど
プライス:HKD 9129(約123,700円)
 
Samsung(サムスン)
サムスンはスマートフォンの世界シェアナンバーワンを誇るメーカーです。
日本ではiPhoneが圧倒的な強さを見せていますが、ハイエンド機種のNote 8は、その日本でも注目されました。
 
Samsung Galaxy Note 8
2017年8月発売
ディスプレイ: 6.3インチ(有機EL)
メモリ: 6GB
対応ネットワーク: GSM, HSPA, LTE
サイズ: 162.5 x 74.8 x 8.6 mm 
重量: 195 g
ボディー: ガラス+アルミ
OS: アンドロイド7.1.1(Nougat)
チップセット: Qualcomm Snapdragon 835 / Exynos 8895 Octa
CPU: オクタコア
カメラ: メインデュアル12MP(f/1.7 26mm)+12MP(f/2.4 52mm)LEDフラッシュ、フロント8MP
急速充電、ワイヤレス充電、顔識別などなど
プライス:HKD 6265(約84,900円)
 
Oppo(オッポ)
Oppoは中国のスマホ市場で、ファーウェイに次いで第2位のシェアを持っています。ハイエンドモデルのR11は、発売当時大きな話題を呼んだモデルです。
 
Oppo R11
2017年6月発売
ディスプレイ: 5.5インチ(有機EL)
メモリ: 6GB
対応ネットワーク: GSM, HSPA, LTE
サイズ: 154.5 x 74.8 x 6.8 mm 
重量: 150 g
ボディー: ガラス+アルミ
OS: アンドロイド7.1.1(Nougat)
チップセット: Qualcomm Snapdragon 660
CPU: オクタコア
カメラ: メインデュアル16MP(f/1.7)+20MP(f/2.6)LEDフラッシュ、フロント20MP
急速充電(VOOCフラッシュチャージ)、顔識別などなど
プライス:HKD 3450(約46,800円)
 
※プライスは、香港でのプライスを参考として使用しました。
 
もちろん、これらのスマートフォンを単純比較することはできないのですが、各メーカーより、
だいたい同じ時期にリリースされたハイエンドモデルを比較対象としました。
 
太字が各項目のトップになりますが、Oppo R11はやはりプライスでは他を寄せ付けません。
iPhone Xとの比較では半値以下という驚きのプライスです。
 
カメラはOppoが最もこだわっているパートです。メインカメラにはf/1.7という明るいレンズを採用。
フロントも20MP。表情識別機能も搭載しており、比較対象のカメラの中でもスペックが目立ちます。
 
Oppo R11のメモリは128GBハードディスク版で6GB、64GB版では4GBの設定となっています。
 
重量もディスプレイの大きさを考えるとかなり軽い部類に入るでしょう。
 
急速充電についても各社、導入していますが、公表されている数字としてはOppo R11がトップの値(30分75%)です。
 
しかし、やはり何が際立っているかといえば、それは一目瞭然。プライスですね。
 
同じようなスペックを搭載したスマートフォンに、これだけのプライスの差がついてしまうことについては、これまでにお話ししたとおりです。
中国という巨大なマーケットがあるからこそ、そして「世界のスマホ工場・中国」だからこそ、
このような値段でハイスペックスマホを販売することができるのです。